塚原研究室では、所属する学生の皆さんが、研究を通じて柔軟な思考力と実践力を身につけ、卒業後、様々な分野でグローバルに活躍できる人材になれるような訓練を推進しています。特に、実験・解析方法の習得はもちろんのこと、”自分の研究の問題設定と解決ができる能力“、”研究成果を論理的に説明できるプレゼンテーション能力”、”研究内容を社会に発信・還元できるコミュニケーション能力”を習得できるようになることが目標です。自分の世界に閉じこもっているイメージのある研究者ではなく、社会との双方向コミュニケーションが取れる人材を育成します。
- 研究室ゼミ
- 週1回の雑誌会及びプレゼン。指定する学術論文を読み、その内容を紹介します。また、自分の研究進捗状況について、定期的な報告会を行います。なお、発表資料作成に当たって、塚原が作成した「プレゼンテーションのイ・ロ・ハ」を元に、プレゼン資料作成のマナー・ルール等についての教育を行い、プレゼンスキルの飛躍的な向上に繋げます。
- 公開実験/
体験ゼミナールの開催
- 「国民と科学・技術対話の推進」が研究者に強く求められています。研究内容や成果を社会に分かり易く発信するべく、一般向け・企業向け・学生向け等様々なタイプの公開講座・実験を定期的に実施し、研究者と社会とのギャップを埋める人材を育成します。
- 研究交流
- 国内・国外問わず、他の研究機関との交流を推進しています。また、本コースの海外留学システムを使って、数ヶ月海外に滞在することも可能になっています。現在、国内・国際インターンシップで長期留学中の学生も居ます。
・東京大学北森研究室
・芝浦工業大学新井研究室
・4大学ナノ・マイクロファブリケーションコンソーシアム
・日本原子力研究開発機構(JAEA)大洗研究開発センター AGS
・日本原子力研究開発機構(JAEA)原子力科学研究部門
原子力基礎工学研究センター
・物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
・University of Idaho (Prof. C.M. Wai)
・University of South Australia(Dr. Craig Priest)
・KTH Royal Institute of Technology (Prof. Amelie Eriksson)
FAQ
Q.どんな研究室生活ですか?
A.塚原研には、独自の実験設備や装置が多数あり、いつでも自由かつ円滑に実験をすることが可能です。核燃料・放射性物質を用いた実験を行うこともあります。また、他の研究室との共同研究や交流も頻繁に行っており、海外留学生も多く在籍しています。コアタイムは設けていませんが、化学実験は火災や事故のリスクが存在しますから、安全を確保する上でも、ある程度の規則正しい生活パターンが望まれます。
Q.海外留学や国際学会での発表はできますか?
A.原子核工学コースには、海外インターンシッププログラムが用意されています。1ヶ月程度の短期のものから半年以上の長期のものまで複数のタイプがあり、審査に通過すれば留学できます。費用の心配も不要です。また、研究成果があれば、国際学会に参加し、発表してもらいます。
Q.大学院入試は難しいですか?
A.詳細は原子核工学コースのHPを参照して頂きたいと思いますが、基礎をしっかりを勉強しておけば、どなたでも入学できる可能性があります。恐れずに、どんどん挑戦してください!
Q.就職や進路が心配です。
A.原子核工学コースでは、コース全体で就職・進学をサポートする体制が構築されています。原子力関連だけでなく様々な分野の企業からの推薦も多々あります。当研究室の卒業生も、原子力分野以外の一般化学メーカー等へ就職しています。また、福島原発事故の収束を実現するためにも、原子力・放射線に関する知識とスキルを持ち、廃止措置に貢献できる人材が不可欠であり、募集も多くあります。